ヤクーツク 観光 2019 彫像 教会 安宿 市内バス

 

ヤクーツクは人口30万都市です。サハ共和国の首都で大学や多くの博物館があります。

世界一寒い町はオイミャコンですがこの規模の都市では世界で最も寒いことで有名です。1月の平均気温は-40度とのこと。興味深いのは、冬は寒いのに夏は普通に25度にもなり、年間の寒暖差が多い事です。

 

2019年9月に訪問し極寒は味わっていませんが、9月訪問時で最高気温は12度程度で最低気温は2度くらいでした。快適だ。

今回は船着き場やバス、市内観光を紹介します。

 

船着き場

ニジニベスチャから列車と船で辿り着いた場合、船着き場はここです。

ヤクーツク港の場所はグーグルマップにプロットされてないですが、フェリー駅としてプロットされています。(航路の線はぜんぜん違う方に伸びていますがカーフェリーと思われます。)

Rechnoy Vokzal Речной вокзал

 

この港から市内へは8番バスで移動できます。

祝ニジニベスチャ旅客開業 ヤクーツク乗車記 2019

 

バス

路線図はこれ。

Yandexのアプリを入れてしまえばバスルートを含めて即検索できるので、お勧めします。

yandex mapでプレイストアで検索すると出ます。

 

見どころ/観光

 

レーニン広場。

Ploshchad’ Lenina Площадь Ленина

ヤクーツクの見どころというよりレーニンはロシアのどの都市にもありますね。私が行った時はこの広場で子供たちのイベントをしていました。

 

いくつかの彫像

 

大通り沿いに何かの戦車の彫像、おっさんの彫像、新渡戸稲造みたいなおっさんの彫像があります。彫像を見るのは無料なのでケチな旅行者には最適でしょう。

Tank T-34

Т-34 на постаменте и скульптурная композиция «Проводы на фронт»

直訳すると、’台座と彫刻作品のT-34 -正面を見る’

戦車は子供たちの遊び場になっています。

 

Pamyatnik Zemleprokhodtsam Памятник землепроходцам

 

新渡戸稲造みたいなおじさん。本当はバラノフという人です。

Pamyatnik Isidoru Nikiforovichu Barakhovu Памятник Исидору Никифоровичу Барахову

 

新渡戸稲造じゃね。本を手に持ってるし文学者かと思ったら政治家でcivil warに参加した人らしい。

1898-1938。

Барахов, Исидор Никифорович — Википедия

 

教会

 

Yakutskaya I Lenskaya Yeparkhiya Якутская и Ленская епархия

教会なんてどこも同じだと思っていましたが、ここは一味違います。イコン画は多くの場合平べったい感じのテンプレ絵ばかりです。ここもメインは平べったいテンプレの宗教画です。

しかし奥の祭壇に近づいて、振り返ると、ルネサンスの絵のような写実的な壁画、それにイエスキリストや様々なモブキャラが書かれています。

リアルな絵が最高にかっこいいのでヤクーツクに来たらこの教会はお勧めします。

ICXCはキリル文字だからかISXSっぽく書かれてました。

 

公園

 

子供たちが遊ぶ遊園地には観覧車があります。観覧車はそこまでお勧めしません。

 

観覧車に乗って街の全体を把握しようとしたら目の前にソ連式巨大集合住宅が鎮座し、でかすぎて眺めは良くありません。バカでかいアパート、実質壁ですね。

 

観覧車:値段350RUR

場所:Alleya Lesnika Аллея Лесника の近く

 

マンモスミュージアム

 

Mammoth Museum Музей мамонта им. П.А. Лазарева

 

ここは大学の中にある博物館です。

Lyakhovsky Islands Ляховские острова という島で、

マンモスが冷凍保存されたまま毛と血まで残っていたという衝撃的なエピソードがあります。リャコヴスキー諸島は北極海の島です。

韓国とロシアの調査チームによる発見で2012年の事です。

そのマンモスは1万から1.5万年前のものと推測されています。

Russian scientists make rare found of ‘blood’ in mommoth

訳:驚くべきことに血と筋肉組織が保存されていました。

 

Russian and Korean Researchers Will Inject Mammoth DNA Into Elephant Eggs, Resurrecting 10,000-Year-Old Beast | Popular Science

 

博物館の説明はほぼロシア語のみですが、VTRのひとつは英語でした。それによるとひょっとしたらDNAからマンモスを復活するかもしれないなんて言ってました。実現できるかはさておき1万年以上前の血が残ってるというのは驚くべき話です。

 

マンモスミュージアム

入場料:大人250RUR 学生70RUR

 

 

ヤクーツクは博物館が多いです。私は列車で仲良くなった大学生に案内されてマンモスミュージアムに来ました。私はここしか行っていませんが、好きな人はほかの博物館にも沢山行けますよ。

 

 

ブルウス

 

Buluus Булуус 

ヤクーツクの近くにブルウスがあります。ブルウスは夏でも溶けない氷があり興味深い場所です。

ブルウスでググると出てくると思います。温暖化で消滅するかもしれないのでぜひ見に行ってください。近くと言ってもヤクーツクから南に90kmあります。

場所はレナ川の反対側です。車が必要です。私は今貧乏旅行なのでスキップしましたが、YandexタクシーかinDriverを使えば行けると思います。

現地ツアーは検索しても私が見た限りぼったくり価格のしか無かったので自力で行った方がいいんじゃないかと思います。

 

庶民の飯屋

Asia Азия

小さな店ですが地元民で賑わっていました。単純に安くて食える感じの店です。個人的にはかしこまってない雰囲気が高得点。写真は適当に注文して出てきた料理です。名前は知りません。安くてうまかったです。

ムスリムがやっている店で、店員の男は最初英語はわからんって言っていたのに、ちょっと話したらいつの間にか気さくになりました。

 

ホステル

 

Hostels Rus – Yakutsk

 

Hostels Rus – Yakutsk(ヤクーツク)– 2019年 最新料金

普段はホステルのレポートなんてしないんですがここはかなり良かったので紹介します。ここに限らずヤクーツクにはいくつか安宿はある(調べたら底値で300RURがあるし、市内から離れれば個室で似たような値段もあるようです。)ので選択肢の一つということで。

 

住所: 16/7 ulitsa Fedora Popova podiezd 4, 677009 ヤクーツク, ロシア

1泊;550RUR

google mapには偽の場所がプロットされています。booking comにプロットされている地点が正しいです。

 

設備

 

部屋はこれ。カーテンで目隠しができます。コンセントは各ベッドに2つずつあります。

シャワートイレは綺麗でした。

 

洗濯

 

150RUR。

 

朝食

 

朝食付いてます。ロシアの米みたいなやつ、グレーチカを食べました。パンも常備されています。

台所は綺麗です。共有スペース、各部屋、両方ともホステルの人が掃除をよくしています。

 

ブッキングコムで評価は 8.5。クレジット使えます。大音量でスマホで動画見る人もおらず民度の高い宿泊客たちでした。

おわりに

ヤクーツクはブルウスまで行くとしたら4日居て丁度いいと思います。

ホステルに関してはそこ限らず、最安で もあります。両方宿泊して比較したわけではないです…

そっちも悪くはないとは思います。

 

 

サハ共和国はヤクート人が49%(Wikipedia)で、アジアに帰ってきたような気持ちになります。街を歩いていてもアウェイ感が全然ありません。

そういう意味でも面白い場所です。機会があったら訪れてみて下さい。

訪問:2019年9月

Yakutsk 旅行記 Якутск

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